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昨年は二度ほどこのメスに噛まれました。一瞬の不注意からだったのですが、それはもう痛い痛い、目から涙が出て、完全に指はバックリと切られてしまうと思いました。 無事出血せずに済みましたが、内出血は避けられずしばらく痛い思いをしたことは十分に想像できると思います。2度目はこの出来事のあと10日くらいのことでしたから悪いことは続く物ですね。 写真をごらんになっておわかりだと思いますが、メスの顎は上下にずれています。このズレによって片方が少し摩耗しても欠けても材を囓ることが可能になるわけです。 この大事なシャープな顎ですが、まれに管理上の不備から欠けてしまったりすることがあります。メスは囓る力が強いですから、もちろん個体差はありますが、飼育ケースの空気穴、ゼリーなどとにかく囓ります。フタを剥がさないゼリーなどどこからでも齧り付き中に入っているゼリーを食べてしまいます。このように囓るのが本能のメスの顎、少しくらい硬い産卵材など物ともせず齧り付き卵を産み付け子孫を残します。しかし、顎が欠けてしまうとどうしてもその産卵能力は落ちてしまい産卵数に影響が出てしまいます。
このようなメスは柔らかい材を囓らせるか菌床に直接産卵させるしか手はありません。オオクワガタは元々材産みの種ですから菌床ブロックに産ませるよりも柔らか目の材に産ませる方が確立は高いです。 そして、確実に産卵させるために菌糸カワラ材がベストだろうと思います。カワラ菌がより産卵意欲を高めますので確実にいきたい場合は選択の余地はありません。少し堅めの場合は腐朽力の強いカワラ菌ですからしばらくおいておくとだいぶ柔らかくなります。
この材の状態で2週間経過しています。だいたい10個くらいの産卵数でしょうか。ふうつであればあと5割くらいは多く産卵していそうな感じがします。材の柔らかさを考えるともう少し囓りこんでも良さそうです。 この産卵意欲の減退が顎のせいかどうかはわかりませんが、おそらく囓りにくいのが原因だろうと推測しています。そして今回の欠けた顎が産卵可能な限界ではないだろうか?とも思います。
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