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銚子オオクワガタ倶楽部

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【蛹化】

幼虫も成熟し、3月になり冬季設定温度から温度を上げ始めると低温状態のビンの中でまったりと居食いをしていた幼虫は上がってきた温度により春の到来を感じ夏の羽化に向けた準備が始まる。よくセミ化という言葉があるが、これは夏の羽化に向けた準備が始まらないいつまでも幼虫をしている幼虫の事をいいます。サイズの小さい幼虫では比較的少ない物の、冬に温度を下げないで飼育した場合大きな幼虫ほどこのセミ化幼虫が多くなってくるようです。

温度を上げてくると、いままでマッタリと居食いをしていた幼虫がそのままの場所で居場所を少し食い広げ蛹室を作り蛹へと変化するのが誠に都合の良い状態と言えます。

また、居食いをしていた場所が蛹になるための場所には適さないと判断するのでしょうか。その場所を移動して新しく蛹室を作るための場所を探すためにビンの中を移動し始める幼虫が多く見られます。一般的に暴れと言いますが、問題はこのときの判断です。お利口な幼虫はボトルの状態にもよりますが、だいたい1周から2周ほど回って蛹室をつくる場所を決め早速蛹室の作成に入ります。が、中にはグルグル果てしない旅にでてしまったようなことごとくビン内の菌床をかき回しいつまでも蛹室をつくる場所を見つけることができない幼虫も現れます。

このような幼虫は動き回る訳ですから当然エネルギーを使い体重を落としてきます。この時の体重減が暴れの多少により成虫になった時の体長に影響してきます。

問題は暴れ始めたとき、暴れが収まらないようであればビンを交換する事になりますが、暴れに気がつかず気がついたときはすでに手遅れと言うことも良くあります。また、ビンを交換するにも経費がかかる訳ですから交換するべきかそのまま放置するべきか検討しなければいけませんね。基本的に交換しないとボトルが羽化まで絶えられず羽化不全すると思われる場合、将来的に非常に可能性のある幼虫で少しでも大きく羽化させたい場合には交換することになります。暴れ始めた幼虫はほおっておけば蛹になり成虫へと変態しますが、菌糸が劣化してしまうと羽化不全やディンプルなどの確立は高くなります。

【蛹室の位置】

幼虫が蛹室を作るのに時々ビン底に作ってしまうことがあります。ビン底に作ると蛹が底に接触していると変形して羽化不全になったり、羽化時に蛹から出てくる体液が吸収されずビン底にたまりこれも羽化不全の可能性が出てきます。一般に蛹のお尻川3分の1くらいであればなんとか大丈夫かもしれません。ビン底において幼虫が蛹室を作り始めたらある程度できあがったところを見計らってビンをひっくり返します。このタイミングが遅すぎると幼虫が頭とお尻の入れ替えが出来ず逆さまの位置で蛹になったり、もっともそこまで遅れた時点でひっくり返すのは無謀かもしれません。だいたい蛹室を作り始まってある程度できあがり幼虫に前蛹の兆しが見える前が良いでしょうか。

【露天掘り】

蛹室内の環境の改善を図るために蛹室上部を開けることを露天掘りと言いますが、菌床の水分が多いとか蛹室内の湿度が以上に高そうな場合に上部を開けて湿度を調整します。また蛹室内にきのこが生えてきた場合にも上部を開けて生えてきたきのこを取り去ります。多少の経験が必要でしょうか。菌が強い状態で露天掘りを行うとかえってきのこの発生を促してしまうこともありますので要注意です。蛹室の位置がビン底ではなかなかこの手法も使えません。

【人口蛹室】

蛹室が劣化して羽化まで持ちそうもない、蛹室が壊れてしまったなどの場合に人口蛹室に移動します。現在いろいろな人口蛹室が販売されていますのでこのみの物を選択するようにしてください。しかし、人口蛹室は万全ではありません。羽化不全の危険が常につきまといリスクがありますので承知の上使わないといけませんね。基本的には幼虫が自分で作り上げた蛹室が一番その蛹に合っているわけで出来るだけ自分で作った蛹室で羽化させることが良いでしょう。

【羽化】

蛹になってから約一月で成虫へと羽化します。コレばかりはビンの中に入っているのでなかなか手助けはできませんし、ましてPPボトルだとボトルの内部に向かって蛹室を作りやすいですから羽化を見守る事ができません。蛹になったと思われたらそっと震動を与えずに成虫になるまで見守りましょう。完品で羽化するも羽パカになるのも個体の力を信じて待つしかないのです。

羽化後10日ほどすると取り出せるようになりますが。2週間ほど取り出しを待った方がなれない方は安全だと思います。待ちに待った成虫との対面ですからワクワクドキドキする一瞬が待ち受けています。大きく羽化する個体、思ったより小さく羽化する個体、いろいろな個体と出会えると思います。オオクワガタのブリードにおいて至福の瞬間です。是非お気に入りの1頭を羽化させて下さいね。


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